着物で海外旅行 体験記

2015-12-07

hong kong

着物を着られるようになったら、是非やってみたかった事の一つが「海外で着物を着る!」という事でした。

その夢を実際に叶えてみて、海外で着物が着られて本当によかった!と思う反面、
注意しなければいけないポイントなど、気づきが多くありましたのでまとめてみました。

注意点を押さえて、しっかり準備をすれば着物での旅はより一層楽しくなるはずです
各国それぞれに気候も事情も異なりますが、実際に着物で海外旅行をする方のお役に立てると嬉しいです。

<海外で着物を着る上で注意すること>
・ 情勢と治安
文化も思想も宗教も違い、日本での常識は全く通用しないことの方が多いです。海外で着物を着たいと考えた時、周りに迷惑をかけないか、相手に不快な思いをさせないか、相手の気持ちに立ってTPOを考えることが大切です。(それは日本でも同じですね
以前、私は中国の深センという街に住んでいる時がありました。既に着付け講師・着付け師として活動をしておりましたが、当時ちょうど反日デモが過激になっている時でした。むやみに着物を着ることは自分の身の危険だけでなく、現地の方の気持ちを逆撫ですることにもなりかねません。これは極端な例かもしれませんが、渡航前に外務省のホームページ等で現地の状況を調べておくと安心ですね。

・ 注目を浴びる、声をかけられる
着物で海外の街を歩くと、もちろんものすごく目立ちます。フレンドリーなお国柄ですと、気軽に声をかけてくれる人も多いです。洋服を着ていたら出会う事もなかった現地の方との交流は旅の思い出になりますし、楽しいものです
ただ、いい人ばかりだけじゃないのが悲しいところ(いろいろな国に住んでみて思うのは、日本以上に安全な国はない、ということです)
スリ、ひったくり、普段以上に目立つために、ターゲットにされることもあるかもしれません。着物を着るのはレストランやホテルだけにする、など着る場所も考える必要があります。

・ 気候 (気温、湿度、雨期乾期、朝夕の寒暖差)
南半球に行くと日本とは気候が真逆になり、常夏の国もあります。せっかく着物を持っていたったのに一度も着られなかったということにならないよう、渡航前に現地の気温や湿度、季節(雨期乾期)などリサーチできるといいですね

・ リスク管理 (ロストバゲージ、汚れ、盗難)
海外旅行でよくあるトラブルの一つに、飛行機に預けたスーツケースが紛失した、遅れて届いた、ということがあります。またセキュリティ上の問題でスーツケースを開けられたり、盗難にあったり、というようなことも起こりえます。また正絹の場合、汚れてしまったら現地では対応できません。様々なリスクを考えると、あまりに高価な着物や帯は持っていかない方が賢明かもしれません。

 

{ 実際に着物で行ってみました、世界のこんなところ }

Thailand

タイ王国 バンコク Bangkok

〜タイ舞踊ディナーショー観劇@マンダリンオリエンタルバンコク〜

 

Hong-Kong

香港  Hong Kong ・・・準備中

〜着物でアフタヌーンティ@リッツカールトン香港〜

 

Taiwan台湾  Taiwan

〜着物でウェディングに出席しました〜

 

 

 


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