【卒業式・入学式】お母様の和の装い マナーとポイント

2016-03-10

卒業式母着物

日ごとに春めいてきましたね。
3月に入り、季節は卒業式・入学式シーズンです。

以前、卒業式から普段にも使える袴のコーディネートをご紹介しましたが、
今回は卒業式・入学式に出席されるお母様の装いです。

地域や学校にもよりますがスーツ姿のお母様が多い中、
着物姿で出席されるお母様を拝見すると、
凛としていて、品があって、お子様も心なしか嬉しそうに見えますね

大切な節目である卒業式、入学式に自信をもって和装で臨むために、
おさえておきたいマナーとポイントをご紹介します。

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卒業式はこれまでの学校生活の有終の美を飾る大切なイベントであるとともに、
親御様にとっては、我が子がこれまでお世話になった先生方へ最期の感謝の場でもあります。

洋装の場合、卒業式は黒や紺などのダーク系のスーツで出席される場合が多いですね。
着物でも「主役は子供」ということを踏まえて、派手になりすぎず、かといって暗くなりすぎない装いが大切です。

卒業式 着物
【着物や帯の種類】
着物は付け下げや色無地、江戸小紋や控えめな柄の訪問着などがオススメです。
帯はあまり華美なものよりは、少し控えめな礼装の袋帯が卒業式には似合います。

【色柄】
入学式と比べると、卒業証書を授与されるる卒業式は式典としては重いと言われます。
洋装の方がダーク系のスーツということもあり、あまり明るく華やかな色合いよりは、
少し濃い色味の着物はいかがでしょうか。

柄は宝づくし等の吉祥文様や写真の亀甲文のような有職文様など、上品なものがおすすめです。

 

 

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入学式はこれから長くお世話になる先生や、お付き合いをしていく保護者の方々と顔を合わせる大切な時です。
着物で出席をされると初対面の先生方や保護者の方にも好印象を残せるかもしれないですね。
洋装では、明るい色のスーツやワンピース姿の方が多いようです。

入学式【着物や帯の種類】
こちらもあくまでも子供の引き立て役ということで、
着物は付け下げや色無地、江戸小紋や訪問着などがオススメです。
帯はセミフォーマルからフォーマルにも締められるもので、あまり豪華すぎない、上品なものが似合います。

【色柄】
入学式では全員が入学の喜びと祝福の気持ちでいっぱいのため、卒業式よりは多少華やかな着物もOKです。
たった2〜3週間の違いですが、卒業式に比べて日差しも暖かく、着物も明るい暖かみのある色合いの装いが似合うように思います。

これからよろしくお願いします、という気持ちを現すとともに、先生方や他の保護者の方によい第一印象を与えられるように上品な装いを心がけます。

 

大切な場面だからこそ、迷うこともあるかもしれませんが、
何より子供は綺麗なお母さんが大好きです。
女の子からは「ママ〜入学式は着物着て〜」なんてせがまれたり・・・

成長の節目にお母様が着物を着る事で、お子様が着物や日本文化に親しむ機会が格段に増えます。

大切な卒業式・入学式、着物でもっと素敵な思い出となりますように・・・

 

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