お宮参り
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<お宮参りとは>
初宮参り、初宮詣、産土参り(うぶすなまいり)とも言われます。
その土地の守り神様である産土神様(うぶすながみさま)=氏神様へ初めてお参りし、
氏子の仲間入りをさせてもらうという、室町時代から続く風習です。
そのため、本来はその家の氏神様にお参りするものでしたが
最近では土地に関わらず、ご縁のある神社や安産で有名な神社にお参りし
無事に出産できたことのお礼と赤ちゃんの健やかな成長と
幸福を祈る儀式として定着しています。
お宮参りの時期は、地方によって違いはありますが、
正式には男児は生後三十一日目、女児は三十三日目と言われています。
最近では気候やお母さん、赤ちゃんの健康状態を優先して
一ヵ月後を目安に吉日に行われています。
<当日の装いについて>
最近では洋装も増えていますが、ここでは和装の装いについてご説明します。
・赤ちゃんの装い
肌着のうえに初着(白羽二重の内着)を着せ、
その上にお祝着(掛け着や晴れ着とも言う)を掛けます。
☆男の子は兜や鷹の柄が一般的
☆女の子は友禅模様(御所車や手鞠、小鼓、熨斗の柄など)が一般的
※お祝着はかつては里方(お母さんの実家)から贈られていました。
・お母様の装い
以前は第一礼装の留袖だったそうですが、現在は略礼装が一般的です。
訪問着、付下、1つ紋の色無地など
※お祖母様より格上とならないように気をつけましょう
・お祖母様の装い
昔からのしきたりでは、赤ちゃんを抱くのは父方のお祖母様です。
(最近はお母様が抱いていることも多い)
同じく略礼装で訪問着、付下、1つ紋の色無地など
※着物の種類についてはコチラ
・お父様、お祖父様の装い
羽織・袴(今日では女性が和装でも男性はスーツが一般的)
<お祝着の着せ方>
肌着の上に白羽二重の内着を着せ、その上からお祝着(掛け着、晴れ着)を羽織らせます。
このままではお祝着がずれてしまいますので、お祖母様は赤ちゃんを抱いた状態で、
祝い着の衿から伸びている紐を肩から首に回して後ろで結びます。
地域によっては、この紐に扇子やでんでん太鼓、ひも銭などをぶら下げ、縁起をかつぐそうです。
(女性の左からお扇子、ひも銭、でんでん太鼓、犬張子、お守り袋がぶら下がっています)
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